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登山のナイフメモ

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水と泥に触れ合うナイフ

魚【ギョ】を捌き山菜【ギョー】を取りごく稀にロープ等の切断(主にスリング生成)に使うナイフ

ポイント
  • 携行性
  • 刃持ちの良さ
  • 切れ味
  • 腰掛けカラビナ吊るし細引穴有
  • シース(鞘入れ)よりもフォールディング(折りたたみ)

つかってるやつ

3代目引退・予備

Petzl/スパサ

全長175㎜ 43g 実勢価格¥4,000~5,000(前より高くなった!)
ステンレススチール製の刃のみと表記だが刻印有 12C27
ダイワ釣り用ナイフ→オピネルno6→3代目ナイフである
泥に突っ込みギョーを切り石の上でガリガリ魚を捌き続け2年で切れなくなる
包丁とは違い角度付けやらで研ぎが難しく感じた、宮文で研ぎ800円出張中

この辺りは好みと思うがオピネルに比べかなり優秀なナイフ、オピネル炭素鋼は切れるが持ちが悪く感じる、細引きを入れる穴も無い

R5.4~ 宮文研ぎ 800円でギラギラに復活したやんけ

研ぎ後持ち主使わずナイフ忘れたマッチョに貸したのち【スパサ無くした】Oくんに譲渡

 4代目-現役

Spyderco/デリカ4

全長181㎜ 70g 実勢価格¥15,000位

V金-10

切れ味抜群、v金はネットで偽物が出回っているらしく鋼材の見分けがつかないから高くてもちゃんとしたところ(ナイフ屋)で買った方がよい

 現役

Spyderco エンデューラ4

全長220㎜ 93g 実勢価格¥18,000位

ZDP-189

ZDP-189が生産中止のため衝動買い、HRC66の硬さなので欠けさせないよう気を付けたいところ、デリカと比べてもヤバい切れ味、デリカ4研ぎでの交互使用
さすがにこのレベルはアマゾンでは全く買う気にはならない(コメントに”FAKE!”(笑))

基本的な事ざっくり

  • 耐摩耗性- 刃持ちの良さ(永切れ)=研ぎにくさ
  • 靭性- 粘り強さ(欠けにくさ)
  • 耐食性(耐腐食性)- 錆びにくさ

硬度が高い

  • 耐摩耗性〇-刃持ちが良い(切れ味が続く) 硬度が高い≠切れる
  • 靭性△-欠けやすい
  • 研磨△-研ぎにくい

炭素鋼

  • 研磨〇-研ぎやすく
  • 耐腐食性△-錆びやすい
  • 切れ味が良い〇 こまめな研ぎは必要

ステンレス鋼

  • 研磨△-研ぎにくい鋼材が多い
  • 耐腐食性〇-錆びにくい 比較的扱いやすいということ

鋼材について

炭素鋼(カーボンスチール)

青鋼
錆びやすい 安価(物によりけり) 切れ味良 研ぎやすい

ステンレス鋼

SUS440C 12C27
錆びにくい メンテナンスが楽 安価

高級ステンレス鋼

V金10号 ZDP-189 ATS-34 K390
耐腐食摩耗切味刃持ちの良さ等特色がある 高価 硬度が高いと研ぎが難

ハイス鋼(ハイスピード鋼)

切削工具や金型に用いられることが多い非常に硬い鉄鋼材料でモリブデン系とタングステン系がある
折れにくく刃持ち良く錆びやすく研ぎにくい、ハイス鋼ナイフはガーバー社の中古メイン、粉末ハイス鋼-R2粉末ハイスは包丁メインであまりナイフ屋が取扱しないところを見ると…

特殊鋼

  • H-1鋼
    錆びない合金 生産中止でローカーボンステンレスへ移行(SUS316L)←ここ違うってさ!(コメントにて確認してね!)
  • 粉末鋼(パウダースチール)
    CPM  スーパーゴールドII
    粉末冶金(やきん)法-金属粉の製造、または金属粉を所定の形状および寸法(粒度)に調製し、さらに焼結工程によって製品を製造する技術
  • ダマスカス鋼
    2種類の金属を重ね合わせて作る鍛造鋼
    鍛造の過程で、重ね合わせた異種の金属板に折り返しや切り重ねを何回も繰り返し積層させる
    したがって完成時には、数多くの金属層が形成され、独特の美しい波状の縞模様が出現

    イカレたショップなどはさもダマスカスの切れ味がいいような思い込ませ広告で包丁など売っているが、ダマスカス鋼はあくまでデザイン性、V金10号使用を謳っても芯材のみのV金で作り手次第で性能は著しく劣る、研ぎに出すと波紋模様はどんどん消えていく、ダマスカスを推すメーカーは買わない方が良いと思った

鋼材

青鋼日立金属開発の安来鋼

青紙1号より2号の方が炭素が多いので切れ味が良く欠けやすい、価格も1号の方が高い
青紙スーパーはHRC(焼入硬度)67刃持ち良く切れ味良く研ぎにくく錆びやすく高い
SUS440CSUS(特殊用ステンレススチール)

高い硬度と耐腐食性がある万能型、炭素の含有量でC>B>A HRC57~59
12C27スウェーデンのサンドビック社で開発されたステンレス鋼

440Cより高いエッジ保持を持っている耐腐食摩耗に優れた万能型、ちなみにスパサ表記の「INOX」はステンレス鋼という意味
V金-10号
(VG-10)
武生特殊鋼材㈱のステンレスクローム鋼

HRC58~59 刃持ち良く硬く錆びにくく研ぎやすい
ZDP-189日立金属

67HRC以上の硬度を持つ粉末冶金ステンレス系鋼材、非常に高い耐摩耗性と高度で刃持ちの良さ
日立金属は外資へ売却、すでに生産中止
ATS-34日立金属が開発した特殊ステンレス鋼

HRC(焼入硬度)60~61 バランスが良い万能型
K390ボーラーウッデホルム社 冷間工具鋼
焼入硬度HRC64 
※冷間工具鋼-焼入焼もどしによりHRC58以上の硬さが得られ、高強度で耐摩耗性に優れているため、冷間鍛造や板金プレスのように高い負荷がかかる金型に使用される
CPM米クルーシブル社開発の高炭素粉末ステンレス鋼

粉末鋼 ※粉末冶金-金属粉の製造、または金属粉を所定の形状および寸法(粒度)に調製し、さらに焼結工程によって製品を製造する技術
H-1明道メタル㈱

錆びない合金で刃持ちと切れ味はあまり良くない、ダイバーナイフ向け
スーパー
ゴールドⅡ
(SPG2)
武生特殊鋼材㈱

粉末ステンレス(粉末冶金法)・ハイス(ハイスピード鋼)錆びやすいハイス鋼を耐腐錆性化したもの
焼入硬度HRC62以上 ナイフより包丁が多い
ダマスカス鋼上記の通り、ダマスカスが切れると思ってしまうがあくまでデザイン、本当に良いダマスカスナイフは高くしっかりとしたところで製造している一握りしかないのでは?

研ぎについて

研磨

自分で研ぐ
  • 油砥石(オイルストーン)やセラミック等各種合金に合わせた砥石+荒・中・仕上げの番手分で金がかかる
  • 包丁と違い角度を付けるのがなかなか難しく、硬度高めの鋼材は更に難しい
研ぎに出す
  • 札幌なら【刃物宮文本店】で1本800円位(波刃はダメ鋼材は問わない)、郵送も可
  • G・サカイは郵送
  • 1W位でギラギラになって帰ってくる
研ぎのタイミング
  • 普通は夏季に使い終わり研ぎに出す、ギョー取りなどの山菜取りや渓流ギョのヘビーユーザーは2本使いが楽、中途半端に自分で研いでも切れ味が落ちるだけと感じる
  • ナイフは安くてもしっかり研げばかなり切れるので、値段が高いものだから永切れして切れ味が良いという訳ではないのでこまめな研ぎは必要

まとめ

切れ味の良いナイフでギョーやギョを捌くととてもエクスタシー、メンテを施したくなる愛着の1本を長く使うようになると楽しいョ!鋼材諸々詳しいことはG・サカイさんのHP等専門的なところへどうぞ

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • H-1の後釜のローカーボンステンレスですが316ではありませんよ。
    H1とほぼ同等のH-2鋼の事です。
    H2という名称がスパイダルコの商標なので、他ブランドにはローカーボンと称しています。

    • 通りすがりさんご丁寧にありがとうございます!もう少し勉強してみますね

  • ダイビング用品商社カタログの「ローカーボンステンレス鋼」ページで、サビナイフと並ぶスパイダルコだけ「H-2鋼」になってたのは誤植じゃなく大人の事情らしい・・・「ぶっちゃけどっちもGサカイ製やし、ローカーボンステンレス鋼=H-2鋼である」とのこと。

    • 人通りが多くなってありがとうございます、千歳のニューサンロードみたくなってきましたね!
      たいして勉強もせず詳しくもないのにページアップして申し訳ないのですが、こういう情報をもらい有用なページになればと思います
      通りすがり2号さんありがとうございます、3号さんもお待ちしております。
      管理人ガイキチより

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